ルールQ&A



支部からメールでお問い合わせのあった「ルール」に関する質問とその回答をご紹介します

2008.03.23 更新 (回答者:日本女子テニス連盟 審判指導員  田中信子


「セットブレイク時や緊急でエンドチェンジ時に入ってすぐトイレットブレイクをとった場合、休憩時間はどうなるのでしょうか?トイレから帰ってすぐ試合を始めなければならないのでしょうか?」

この質問を会員からよく耳にします。
トイレ休憩と解釈して、トイレから帰ってきたら試合を始めるようにしていますが、これでよいのでしょうか?
(セットブレイク時やエンドチェンジの休憩時間より早く帰ってくることはまずありませんから)
メディカルタイムアウトのように、終了したら30秒以内以内にプレーを再開しなければいけない、等の記述がないので確信が持てず、質問させていただきました。



トイレットブレークとは必要ならセットブレークの時間を使ってトイレに行け、理にかなった時間であれば戻ってくるまで待ってもらえる、ということです。

試合を必要以上に中断しないよう、トイレから戻ったあとに休憩したり、休憩してからトイレに行ったりすることは許されていません。
 
おっしゃるとおり、まずあり得ないことですが、セットブレークでトイレに行った選手がもし1分でコート(自分のベンチ)に戻れたら30秒は休憩できるということです。それ以外は選手はトイレから帰ってきたら30秒以内でプレーを始めなければなりません。

主審がいたらエンドチェンジやセットブレークの終了30秒前に「タイム」とアナウンスしますが選手がトイレットブレークをとった時には戻ってきた選手がラケットを手にするタイミングでタイム」と言うことになっています。


Q.

ヒートルール時やベテラン3セット目に入る前の10分間の休憩後のCUの任務について教えてください。
ストップウオッチで時間を計り10分たちました。選手がまだ来ていません。
その後のコールはタイムバイオレーションですか?コードバイオレーションですか?

また、トイレットブレークについて
認められた回数をすべてとりましたが、それでも緊急時はいつでも、どのようなタイミングでもとれますか?


公式トーナメントの競技規則としては

ヒートルールによる10分の休憩が終了した後、コートに戻るのが遅れた場合は タイムバイオレーションを適用することになります。

トイレットブレークを使いきってしまった後に緊急でトイレに行きたいときは自分の持ち時間(ポイント間20秒、エンドチェンジ90秒)を使って行く以外ありません。
(女子の場合セットブレーク時に2回許されているので、緊急時は通常エンドチェンジの時間を使うことになります)
次のポイントを規定の時間で始められないときはコードバイオレーションの対象となります。
(ルールブック 72ページ 5行目~8行目を参照してください)


※今回は簡単にお答えしましたが、ヒートルール適用の場合の休憩時はコーチングが許されていないため、通常、選手には審判員が付き添います。従って、主審はコートに戻り、選手はまだ戻って来ない、というケースはあまり起こらないと考えていいのですが・・・

2006.10.15 更新 (以下の回答者:普及指導委員会 ルール責任者:松野えるだ)

Q.

大会結果報告の時の記入方法ですが、腰が痛くなり、3試合目に棄権してしまいました。
(1ポイントもやらなくて、受付に申し出て止めました。)
その場合、「RET」と記録するのでしょうか?「N・S」でしょうか?「DEF」でしょうか?
以前、どちらも試合ができなかった場合は、N・S書く、と聞いたことがあります。
三つの違いを教えてください。


大会前および大会の途中(たとえば1回戦終了後)に、けがや病気などでプレーできなくなり、試合を辞退することをウィズドロー(出場辞退)といいます。
試合を1ポイントもプレーしていないこのケースがそうです。相手選手(チーム)のウォークオーバー(不戦勝)となり、記録にはW.O.と記入します。

No show(ノーショウ・無断欠場)は決められた時間に決められた場所に現れなかった場合、広い意味で使われます。

1、道が込んでいて試合やサインインに遅刻をしたり、うっかり時間を忘れて間に合わなかった場合。大会へ連絡をした場合も含めます。
2、本戦選手(=サインインが不要の選手)が、大会へまったく連絡をいれず、試合に現れなかった場合。これはノーショウの中でも重大な違反行為で、無断欠場といいます。

上記ノーショウ1、2、のケースのドローへの記録は相手の不戦勝ですからW.O.と記入します。ドローシートの記録にN.S.と記入されるのは、対戦選手の両方が来なかった場合で勝者はなし(無記名)となります。

RET.(棄権)は試合中にけがやケイレンなどでプレー続行が無理な状態になって、試合をやむなく止めた場合です。

DEF.(失格)は、試合中あるいは大会会場で選手が重大なコード違反をし、レフェリーから試合をすること(プレーすること)を禁止された場合を指します。 暴力をふるって誰かを傷つけたり、審判や選手に対し言葉や態度で侮辱し続けたり、ボールやラケットで危険な行為をしたりすると、DEF.の対象になります。
 
2006.08.06 更新

Q.

試合中、水がほしくなったのでSCUに訴える。
ロービングアンパイアや審判の人にベンチまで持って来てもらえるのですか?
それとも友人にコートの後ろの方に置いてもらってそれを選手が取りに行くのですか?


ロービングの方がいれば、その方から選手に渡してもらいましょう。
いなければ友人から受け取ってください。その時、相手選手に「飲み物を受け取ります」と伝えましょう。コーチングを受けると誤解を招かないようにコートの後ろに置く方法も良いと思います。
相手選手に自分のしようとしていることをきちんと伝えて(主審、ロービングが入れば、その人に伝えて)、トラブルにならないよう配慮をしましょう。


Q.

MTO・・・足がつりそうになったのでエンド交代時MTOを要求しました。
取れるの時間は3分間のみですか?エンドチェンジの90秒は加算されないのですか?


レフェリーに連絡を取ったり、トレーナー、ロービングが駆けつけて事情を聞く、診察をする・・・そうした時間が90秒以上かかりますので、実際の現場では問題になりません。

ルール上では、はっきりと決まっています。
通常のエンド交代は、90秒のうち60秒が経つと主審が[タイム]と言います。あと残りの30秒でプレーをするためです。MTOをとる場合、時間が加算されるのは、レフェリー、トレーナーが到着し、診察が終わり手当てが始まるまでの時間が60秒以内のときだけです。3分以内でMTOが終了したら、その時点から30秒以内にプレーを再開しなくてはいけないからです。(セットブレイクでは+30秒)


Q.

MTO・・・ルールブック42頁、5行目・9行目ですが、とにかくどんな症状でも1回しか取れないと言うことですか?例えばケイレンを起こしてMTOを取る。その後けがをした。もう一度MTOを取ることはできないのですか?
もちろん14行目のエンド交代時の90秒120秒で手当てはできますが。ケガや体調不良のため1回に限り、熱射病のMTOを1回に限り、筋肉ケイレンは1回のみ認める。とある所が色々解釈できます。


ケイレンと熱中症は1試合各1回のみ、手当てが受けられます。その他のけがなどは1ヶ所1回の治療が受けられます。出血もそれぞれ手当てがうけられます。


Q.

私はファーストサーブをフォルトしました。相手がそのボールを自分側のネット際にころがしました。セカンドサーブが入ってラリーが始まりました。ラリー中相手の人が先ほどころがしたフォルトのボールがじゃまになってけりました。そのボールはネットの下をくぐってこちらのコートに 私の足元に来ました。ラリー中です。私はレットをかけてもいいのですか?


プレーの妨げになりますから「レット」をかけて構いません。相手の選手はわざと邪魔しようとしたわけではないので、失点にはなりませんが、同じ状況がまたくりかえされないように気をつけなくてはなりません。ロービングの方から伝えてもらうと良いでしょう。

「フォールトのボールはお互いのために、プレーの邪魔にならないようきちんと管理しましょうね。」

気持ちよくプレーできるよう、何か起こったときは、お互いの考えをきちんと伝え合いましょう。
きっといい対処が出来ますよ。