3つのエリア研修会
エリア研修会は各支部の理事がより多く参加できるようにと、2010年度から、全国を東エリア・中央エリア・西エリアの3つの地域に分けて、開催しています。
研修会のテーマは年度によって違いますが、実技指導や講習会等、タイムリーな企画で、今後も会員の皆様に役立つ情報を届けていきたいと思います。
2022年度 第10回各エリア研修会
審判研修会
「審判研修会」を3年ぶりにオンコートで開催
10月17日、ソニー生命カップ第44回全国レディース全国決勝大会(11月10~12日・於昭和の森テニスセンター)に先駆け、「決勝大会に向けてのSCU」をテーマとした審判研修会が同会場にて開催された。同研修会は通常は、全国各支部から全国決勝大会に推薦される審判員を対象(各支部推薦の今後有望な審判員も含む)としているが、2020年以降のコロナ禍での開催では4都県の審判のみを対象とし、3年ぶりのオンコート開催となった今回は栃木からも1名が参加した。
当日は、本部より岡川恵美子理事長(JLTF審判講師、公認審判認定員、JTA:B級審判員・B級レフェリー)と、西久保貴美恵レフェリー(第44回全国レディース全国決勝大会レフェリー、JTA:B級審判員・B級レフェリー)ほかアシスタントレフェリーが講師として、また近県の全国レディースの卒業生たちが選手役として参加した。
研修会の流れは、13:00より各コートに分かれてレフェリー・アシスタントレフェリーの指導にて練習開始。1人あたり約10分の持ち時間で、ダブルスの試合時のSCUの練習(トランシーバー使用して、団体挨拶、選手紹介等のアナウンス、試合終了のアナウンスなど)を行った。その後、以下のコートごとのテーマに沿い実戦練習(試合方式は2G+1Gで最後のゲームを取ったチームを勝ちとする)を行った。
D1コート/トランシーバーをスマートに使う(トイレットブレーク、レフェリーを呼ぶ等)
D2コート/ウェアチェック、声援による妨害等(規定外の服装、ロゴ違反、コーチング、監督の出入等)
D3コート/メディカルタイムアウト(筋痙攣の対応、緊急か次のエンドチェンジか、報告・アナウンスの仕方)
参加した審判員たちは基本的な審判のスキルは持っているが、今回は特に「全国レディース全国決勝大会のSCUに必要なこと―使用面数の多い会場での効率的なトランシーバーの使い方(レフェリーを呼ぶケースや試合途中のスコアや終了の報告等競技本部とのやり取り)に焦点を絞って研修が進められた。また同大会の服装規定に則ったウエアのチェックや観客の声援による妨害などへの対処法のレクチャーもあり、審判員たちたちは本番を目の前にして真剣な表情で学んでいた。
研修会は16:00に終了し、総評・注意事項の確認等を行って解散、後に講師等の反省会が行われた。「久し振りのオンコート研修のせいか、皆一様に緊張していたようですが、決勝大会で起こりうる様々なケースへの対応を確認するためには、やはり一同に会して研修することが大切だと感じました。全国レディースは、プレーをする側から大会を支える側になるという流れがあるのも大会の持つ魅力の一つです。今回の研修内容を大会での勤務に活かしていただくとともに、今後は審判レベル向上のため、研修会を年2回開催できればよいと思います」と西久保大会レフェリーは語っていた。
![]() 研修会開始 |
![]() プレマッチミーティング風景 |
![]() 緊急時の対応 その① |
![]() 緊急時の対応 その② |
![]() トランシーバーを使って報告 |
![]() 報告を受ける競技本部 |
![]() 服装チェックのポイントは? |
![]() 聞き逃さない! |
![]() 最後に注意事項を確認 |